ウェールズとの国境ほど近く、英国北西部の街チェスター。
かつて、イングリッシュブライドルレザーを使用し、アタッシュケース、ブリーフケースなどの
ラッゲージアイテムを生産していたシャトルワース社。
シャトルワース社は＇90年代後半にその歴史の幕を閉じますが、
その名門の設備一式をアレックス氏が2010年に購入し、ラザフォードはスタートします。
設備購入から1年以上の歳月をかけ、廃棄処分寸前だった工具、型紙、機械などの整備を行い、
さらには、古いシャトルワース社の従業員名簿から、鞄の手縫職人グラハム氏を招き入れ生産体制を整えました。
翌2011年には、全行程をイングランドのみで完成させるブライドルレザーの調達を実現させ、
それに合わせソリッドブラスやアイリッシュリネン糸など、製造に使用するパーツや素材も
イングランドで生産されるものに拘り生産をしています。